なぜビットコインが初心者の最初の一手なのか、正直に話します

「最初はビットコイン中心でOK」——そう書きました。でも「なんで?他のコインじゃダメなの?」という疑問が出るのは当然です。
正直に言うと、僕自身も最初は草コイン(ビットコイン以外の小さなコイン)が気になっていました。
「〇〇コインが1年で10倍に」という情報を見るたびに、「ビットコインじゃなくてそっちの方がいいんじゃないか」と揺れていた時期があります。
でも調べれば調べるほど、初心者の最初の一手としてはビットコイン一択という結論になりました。理由は「儲かりそうだから」ではありません。「事故りにくいから」です。
- 「儲けで選ぶ」と初心者が事故りやすい理由がわかる
- ビットコインが「事故りにくい」具体的な4つの理由がわかる
- 「草コインの方が何倍にもなる」という疑問に正直に答える
2011年、私はビットコインを無視しました

正直に言います。私はビットコインを最初に知ったとき、無視しました。
2011年、理系大学生だった頃。学科の友人が得意げに話しかけてきました。

しんじ〜、今何が儲かるか知ってる?仮想通貨だよ。ビットコインってやつ。知ってる?
(↑こんなチャラい感じではなく、実際の友人は理系のオタク君なイメージですww)
20歳だった私の反応は「聞いたことあるけど、怪しくない?」。それきり13年間、完全に忘れていました。
12年後の2023年の暮れ、子供が生まれました。2024年1月、ふと思いました。
「新NISAも始まるし新しいことを自分も何か始めたい。NISAはもうやってる。株も少しやってる。じゃあ次は?」
そこで仮想通貨が頭に浮かんだとき、また同じ感覚がよみがえりました。怪しい。
でも社会人を10年やると、怪しいものへの向き合い方が変わります。「怪しい=やらない」ではなく、「怪しい=小額で試す」に変わっていた。
NISAや株は国や超大手企業が関わっている。仮想通貨はそうじゃない。でもだからこそ、小額なら試せる。



ビットコインの技術的な特徴は、始めた後に勉強しました。24時間取引できること、中央管理者がいないこと、枚数が限られていること。でも正直、最初に動いた理由はそこじゃない。「2011年にスルーしたあのとき、もし1万円だけ入れていたら」という後悔と、「今度は怪しいで終わらせない」という気持ちが、私を動かしました。
ただ「始める」と決めた後、次の問題が出てきました。
どのコインを選ぶか。
そして「儲かりそうなものを選ぶ」という一見当たり前の発想が、初心者にとって最も危険な考え方だと知ることになります。
「儲かりそう」で選ぶと初心者は事故る


最初のコイン選びを「どれが一番上がりそうか」で決めると、初心者は高い確率で失敗します。
理由はシンプルで、初心者には情報優位がないからです。
「このコインが上がる」という情報を仕入れた時点で、その情報はすでに多くの人が知っています。早期に仕込んだ人・機関投資家・プロのトレーダーと同じ土俵で戦うことになる。
その勝負に初心者が勝てる確率は低い。
草コインの一発狙いで起きやすい事故はこれです。
- プロジェクトが終わってコインの価値がゼロになる
- 買えたのに売り手がいなくて換金できない
- 詐欺まがいのプロジェクトと気づかず購入してしまう



私も「〇〇コインが半年で5倍になった」というポストを見て、真剣に買おうとしたことがあります。でも調べれば調べるほど「これ、乗り遅れてるし、プロジェクトの中身もよくわからない」と気づいた。あのとき踏み止まってよかったと今でも思います。
最初の一手は「儲けの最大化」より「失敗の最小化」で選ぶ。これがしんじのブログで一貫して伝えたいことです。
ビットコインが「事故りにくい」4つの理由


「情報量が多い」「買いやすい」は他のブログでも書かれています。
ここでは僕が実際に重要視した「事故りにくさ」の観点で整理します。
① 価値がゼロになるリスクが相対的に低い
草コインの中には、プロジェクトが終了・放棄されて価値がゼロになったものが多数あります。
一方、ビットコインは2009年の誕生から今日まで、価格がゼロになったことが一度もありません。
「暴落」と「消滅」は別物です。暴落は時間をかけて回復する可能性がある。
消滅は終わりです。初心者が最も避けるべき事故は「価格が下がること」ではなく「価値がなくなること」です。
② 役割がシンプルで「何を買ったか」がわかる
ビットコインは「デジタルゴールド」と表現されることが多く、希少性のある価値の保存手段という役割が明確です。何のために存在するコインかが、初心者にも理解しやすい。
草コインの多くは、特定のプロジェクトやサービスと紐づいています。「このコインが何の役に立つのか」を理解しないまま持つと、価格が動いたときに判断基準が持てません。
自分が持っているものを説明できないなら、それは投資ではなく博打です。
③ 情報が多いから自分で検証できる
ビットコインに関する情報は膨大にあります。これは「情報に溺れる」リスクではなく、「怪しい情報と正しい情報を見分けやすい」というメリットです。
草コインは比較できる情報が少ない分、詐欺的な情報・煽り情報を見抜きにくくなります。
「このコインは絶対上がる」という根拠のない情報に乗ってしまうリスクが高い。
知らないまま持つことが、最も大きな事故の原因になります。
④ 売りたいときに売れる(流動性)
ビットコインは世界で最も取引量が多い暗号資産です。売りたいときに買い手がいる。これは当たり前のように見えて、草コインでは保証されていません。
「買えたけど売れない」状態は、価格が下がること以上に深刻な事故です。換金できなければ、他の用途にお金を回せない。
流動性の高さは、事故時の「出口」を確保しておくことでもあります。
管理者がいないのに、消えなかった
「ビットコイン自体にロマンを感じているか?」と聞かれると、その答えは“YES”です。
私がビットコインに感じている異質さは、管理者がいないのに、世界中で同じ価値が共有されていることです。
NISAで買う投資信託も、株も、誰かが責任を持って運営しています。
でもビットコインは違う。誰か1人が管理しているわけでもないのに、24時間止まらず、世界中で売買されている。
しかも、それを作ったのがサトシ・ナカモトという正体不明の存在です。
普通なら創業者が前に出て、ブランドを作って、信頼を売る。
でもビットコインは逆で、作った人が消えて、仕組みだけが残った。それでも広がった。



価格は荒いし怖い部分もある。
それでも17年間消えなかった、という実績があります。
神格化しているわけではない。
ただの流行りものならとっくに消えていた。
2009年から一度もゼロになっていない。
この事実は横たわっている
「でも草コインの方が何倍にもなるんじゃ?」に正直に答える


この疑問、正直に答えます。
事実として、草コインで大きな利益を出した人はいます。
ビットコインより短期間で何倍にもなったケースもある。
ただ、それが「正しい選択だった」かどうかは別の話です。多くの場合、それは「運がよかった」です。
同じタイミングで別の草コインを買った人が大きな損をしていることは、あまり話題になりません。



SNSで見える「10倍になった」という情報は、生存者バイアスです。うまくいった人が発信して、失敗した人は黙っている。僕はこの非対称な情報環境に気づいてから、草コインへの興味が急速に冷めました。
僕が考える順番はこうです。最初の1年は「事故らないこと」を最大の目標にする。
ビットコインで仮想通貨の値動きの感覚をつかんで、税金の仕組みを理解して、自分のルールを作る。余裕が出てきてから、興味があれば他を少し調べてみる。
最初から一発狙いにいく必要はありません。続けることの方がずっと大事です。
まとめ
- 最初のコイン選びは「儲けの最大化」より「失敗の最小化」で考える
- ビットコインが事故りにくい理由は4つ:価値消滅リスクが低い・役割が明確・検証しやすい・換金できる
- 草コインで大きく勝った人は存在するが、それは運の要素が大きい
- 最初の1年は事故らないことが最大の目標。続けることが一番の武器
「ビットコインから始める理由」が整理できたら、次は「NISAとどう両立するか・怖さの正体は何か」です。こちらの記事で整理しています。








